タペストリーの飾り方|壁に画鋲の穴をあけない方法

タペストリーを飾る際に、「壁や天井になるべく穴をあけたくない。」「そもそもどうやって飾ればいいの?」と思っている人はいませんか?今回は、穴をあけずにタペストリーを飾る方法をお伝えします。
また、タペストリーを外すときの注意点と保管方法も合わせてご紹介します。参考になる飾り方があればぜひお試しください。
壁や天井に穴をあけない飾り方を紹介
壁や天井に穴をあけなくてもタペストリーを飾れる方法を5種類紹介します。壁や天井だけでなく、お気に入りのタペストリーに傷がつかない飾り方も紹介しています。家にあるものや、比較的安価に手に入るアイテムで飾ることができます。
①フックを使う方法
壁や天井にフックを取り付けることで、紐などがついたタペストリーを飾ることができます。S字フックやアンティークな雰囲気のフックなど、様々な種類のフックが売られていますので、飾る場所の雰囲気に合ったフックを取り付けると良いでしょう。マグネットのついたフックであれば、壁や天井以外にも飾ることができます。
フックについている両面テープの強度が強いものは壁や天井などに使用されている材質により、剥がれてしまう可能性があります。フックの粘着面により壁や天井を傷つけてしまう可能性がある場合は、フックを取り付ける部分にマスキングテープなどを貼り付け、そのうえからつけるといいでしょう。
また、タペストリーに紐がついていない場合やフックに紐をかけた際に紐部分の余白が気になる場合は、フックを横向きに設置し、パイプ部分に直接差し込むとタペストリー本体の位置を調節することができます。

②突っ張り棒を使う方法
家具の隙間やちょっとしたスペースに突っ張り棒を設置し、棒袋仕様のタペストリーをのれんのように飾ることができます。「寂しい印象の空間を華やかにしたい」「柱や壁の間をおしゃれにしたい」と思われている方におすすめです。間仕切りや目隠しとしてお気に入りのタペストリーを飾りたい場合は、突っ張り棒などを使用するといいでしょう。

③ドアやカーテンレールを使う方法
ドアや窓、カーテンレールに引っ掛けて飾ることで目隠し代わりやカーテンとして使用可能です。部屋のドアに年間カレンダーが載っているタペストリーをかけたり、カーテンの代わりにおしゃれなタペストリーを飾ったりすることができます。アイドルグッズなどで販売されている大きめサイズの等身大タペストリーをドアやカーテンレールに飾ることで、等身大の推しを楽しむことができるかもしれません。高い位置へタペストリーを設置する際は、作業をしている途中で急にタペストリーや使用していたアイテムが落ちてくることがあるので気を付けましょう。

④ポスターフレームに入れて飾る方法
タペストリーの大きさによってはポスターフレームやフォトフレームなどに入れて飾ることができます。紐や突っ張り棒での設置が難しい方におすすめです。フレームに入れることで、布生地のタペストリーでも窓のフチや下駄箱の上、棚などに置くことができます。また、インテリアとしてタペストリーの一部分だけを飾りたい場合にも、小さいサイズのフレームに折り曲げて入れることでお気に入りのデザインだけを飾ることができます。
壁や天井を傷つけないだけではなく、タペストリー自体にも傷がつきにくい飾り方です。生地によってはフレームに収まらない場合もあるので、フレームの縦横幅などを確認して設置を検討されてみてはいかがでしょうか。

⑤ポールやイーゼルを使う方法
ポールハンガーやイーゼルなどのインテリアを使ってタペストリーを飾ることができます。置く場所に余裕があればインテリア兼タペストリー掛けとして使用可能です。これまでご紹介した飾り方とは異なり、部屋の壁や天井・窓などにタペストリーが触れるわけではないため、壁や天井に傷がつきにくくなります。今まで紹介した方法と比較して、ポールやイーゼルを設置するスペースが必要になるため、部屋のサイズにあったものを選ぶといいでしょう。

タペストリーを飾るときの注意点
これまでは、壁に穴があかない飾り方を5種類紹介しましたが、飾り方によっては壁に穴があいたり、傷がついてしまったりする可能性があります。タペストリーを飾るときに注意するポイントを説明します。
壁とタペストリーの日焼け
壁や天井にタペストリーを飾る時に、日が当たりやすいところに設置すると、タペストリーと壁の日焼けが目立ってしまうことがあります。特に、壁はタペストリーを飾っている部分のみ日に焼けないため、長期間同じ場所に飾っていると周りの壁と色の差が出てしまうことがあります。タペストリー本体も日焼けし、風合いが変わる可能性もあるので注意しましょう。
防止策としては、定期的にタペストリーを外しておくことや直射日光のあたりにくい場所にタペストリーを飾ることが考えられます。
重さに耐えきれない場合もある
大きいサイズや素材が分厚いタペストリーは重くなることがあり、重さに耐えきれず飾った場所から落ちてしまうことがあります。フックなどを使用して壁や天井、棚にアイテムを取り付けていると、タペストリーが一緒に落ちて飾っていた場所と床に傷が入ってしまう可能性があります。また、落ちてくると危険なため壁や天井に飾る際は、万が一落ちても危害を加えないか確認すると良いでしょう。
防止策としては、フックや突っ張り棒を使う際には製品の耐荷重をよく確認して飾る予定のタペストリーが重さを超えていないか、不安定な場所に設置していないかを確認しましょう。
タペストリーを外したあとの保管方法
タペストリーを外した後は、汚れやホコリをしっかり拭き取ってから収納すると良いでしょう。
収納場所に関しては、高温多湿・直射日光が当たる場所に長期間置いてしまうとタペストリーが変色・風合いが変わる可能性があります。そのため、一度飾っていたタペストリーの保管場所は高温多湿を避け、直射日光が当たらない場所に収納すると良いでしょう。
また、タペストリーを畳んで保管すると、シワや折り目がつくだけでなく、折った部分が色落ちする場合があります。保管をする際はシワにならないように巻いて収納することをおすすめします。
タペストリーの保管・収納方法に関してはこちらの記事で紹介しています。
まとめ
今回は壁や天井に穴をあけずにタペストリーを飾る方法を5種類お伝えしました。お気に入りのタペストリーを綺麗な状態で保てるよう飾る際の注意点や外した後の保管方法もあわせてご紹介しました。見せ方のバリエーションはいくつかあるので、とっておきの飾り方を探してみてはいかがでしょうか。
ご自宅や身近にある、比較的安く購入しやすいアイテムで飾ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。